こんにちは。月神るなです。
少し前にAdobe Creative Cloudの更新があり、これを機に環境を見直そうと思いその実体験を元にブログを書こうと思い立ちました。
久しくディスプレイのキャリブレーションも行っておらず、振り返ってみるとこれはまぁひどい環境だなぁと思うばかりです。それでやっぱりつまづくのが「カラー設定」! ここの部分は長年「?????」な状態で放置していただけに苦しい…。
前置きはこのくらいにして、これだけ押さえていればOK!みたいなTipsを書きましたのでご覧ください。
[イラストはAdobe RGBで制作する]
RGBには大まかに2種類あって、
・sRGB
・Adobe RGB
説明は以下省略(参照:今日から始めるデジカメカラーマッチング:第2回 sRGBとAdobe RGBを理解する – ITmedia デジカメプラス )
デブ猫のデネブ君に今回特別にピンク色になっていただきました。参考とはいえ気持ち悪いですね!
色域の広い方、つまり上位互換のAdobe RGBで作成しましょう。ということなのですが…対応しているディスプレイでないと効果がわからない???となります…。
その時はおそらくそのディスプレイが表示できる範囲で映し出されると思うのですが(多分sRGB)現実的にはインターネットにイラストをアップロードする機会も多く、多くの人はsRGBでイラストを見る羽目になります。それを簡単にシミュレートできないものか…。できます!
[sRGBやCMYKに表示を切り替えらえる]
以下の設定ままで大丈夫です。Adobe RGBで作業しながら思い立ったらすぐsRGB状態の色を確認できて便利です。
まず標準状態のAdobe RGBの設定です。
編集→カラー設定から「プリプレス用-日本2」を選びます。これだけです!
これが一番高画質になる設定です。
次に表示切り替え用sRGB設定です。
表示→構成設定→カスタムでカスタム条件を入力します。
シミュレートするデバイスを「sRGB IEC61966-2.1」に
RGB値を保持のチェックを外します。(重要)
マッチング方法は「知覚的」
以上で名前を適当につけて保存します。
わかりやすく「校正用sRGB」という名前にしました。
⌘+Y (WindowsではCtrl+Y)だけですぐに切り替えて表示できるようになりました。
印刷するときに避けて通れない「CMYK」も実はこの校正設定ですぐ確認できます。
「作業用CMYK」を選択しておくと、「⌘+Y」でCMYKが非破壊編集で表示可能。
モード変更なしにワンタッチでCMYKのくすんだ色を見ることができるので簡単にショックを受けることができます。
[まとめ]
・カラー設定は「プリプレス用-日本2」
・校正設定で表示を切り替えられるようにしておく
この2点を設定しておくと何かと便利です。
それでは〜